栃木県からお送りします。

趣味の事と、勉強の事。あるいは日々の備忘録。あるいは雑談。

技術士1次試験(機械部門)奮闘記

2017年10月、齢29にして技術士1次試験(機械部門)に初挑戦し一発通過することができたので、それについて書き残しておきます。

 

適正科目・・・11/15点

専門科目・・・34/50点

基礎科目・・・13/15点

 

会心の出来ではなかったけれど合格ラインには達していたので一安心でした。試験前日まで海外出張だったので我ながら良くやった方だと思う。帰りの飛行機ではずっと過去問を睨み続け、羽田に到着後そのまま荻窪のカプセルホテルへ向かい(周辺のビジホは満室&高額で断念)、当日は会場最寄りの明大前駅コインロッカーにスーツケースぶち込んで試験に臨んでいました。

 

以下、私の勉強記録。前提として一応私の経歴ですが

  • 国立大学の機械系修士
  • 材料力学メインの研究室出身
  • 製造業入社後5年、29歳

です。

 

使った参考書は次の3冊だけ。

技術士第一次試験「機械部門」合格への厳選100問(第3版)

技術士第一次試験「機械部門」合格への厳選100問(第3版)

 

 

技術士第一次試験基礎・適性科目完全制覇

技術士第一次試験基礎・適性科目完全制覇

 

 

技術士第一次試験「基礎・適性」科目キーワード700(第5版)

技術士第一次試験「基礎・適性」科目キーワード700(第5版)

 

3冊目は本当は第4版を買いました。ただしほとんど読まなかったので、実質は上の2冊のみ。あとは日本技術士会のHPから過去問を5年分くらい印刷して解いていました。 

トップページ|公益社団法人 日本技術士会

 

本格的に勉強を始めたのは2017年の8月ごろ。それまではQC検定の勉強や知床峠サイクリングのための体力づくりにいそしんでおり始動が遅れました。とはいえ結果として

出身学科と同じ部門なら卒業後5年経ってても2か月で合格できる

ということを示せたのでちょっとドヤ顔。実際はもっと余裕を持って勉強することを強く薦めます。なぜなら

2か月間、毎晩コメダにこもりっきりの生活(PM8~11時くらい)

だったから。 コーヒーで歯は黒くなるし寝不足続きでずっと体が重かった。まして既に所帯を持っている人や仕事が忙しい人などには現実的ではないでしょう。あの時の店員さんへ、毎晩お世話になりました。また来ます。

勉強の比率は専門8:基礎1:適正1くらいですかね。最初は専門の得意分野(私の場合は材力)を攻めて勢いをつける。苦手分野(私の場合は流体と制御、あと基礎科目の化学も)に突入後、行き詰まったら適正科目で気分転換。という感じで上記2冊のテキストを3周くらい回しました。解説を見ても理解できないときは学生時代の教科書やネットに落ちてるどこぞの講義資料を読み込んだりもしました。

で、満を持して実際の試験問題に挑戦、という流れでしたが今になって思うのは

「一番最初」に実際の試験問題を見るの大事。

主戦場にする分野と退散する分野のメリハリ作るの大事。

ということ。1冊目に挙げた問題集には、過去の出題の中でも非常に濃ゆくて良質な問題が揃っていて、それはつまり試験本番で実際に出くわしたらまず後回しにするような難問が多いということ。非常に鍛えられるのでおススメの良書なのですが、1問1問丁寧に理解しようとするとなかなかスピードが上がりません。大学受験で例えるならばこの参考書は「大学への数学」「化学の新演習」「難問題の系統とその解き方 物理」のようなヤツで、時にはキッパリ諦めるというのも作戦のうち。実際の試験問題を俯瞰しないままこの本から勉強を始めた私は、しばらく敵の大きさを過大に見誤った状態に陥っていました。

まずはさっさと過去問全体を俯瞰して、敵の姿を見極める。これ重要。

具体的に私のとった戦略は、熱流体の無次元数と制御工学の安定判別法を捨て、その代わりにベルヌーイの式とラプラス変換を念入りに鍛える、といった感じでした。出題頻度や本番までの残り時間を考えて。

 

とまあここまで長く書いておきながら実際に言いたいことは、「技術士の1次試験は、2か月と言わずもっと長い勉強期間を捻出するか、 大学卒業してすぐ(あるいは卒業前)のフレッシュな時に挑む方が絶対に良いですよ。」ということです。

2018年も、6月申込み・10月試験ということなので計画性のある人は今から少しずつ勉強始めましょう。そうすれば苦手分野を捨てるなんていう技術士の理念にもとるような戦い方などせずに済み、優秀な成績で突破できるでしょう。

 

ちなみに私は2次試験を受けるか正直悩んでいます。これまでの職務内容と、受験資格に書いてある文言を照らし合わせると、何か少し違う気がしてしまうため。しかも会社の人事制度が変わり、これまで僅かに存在していた資格による優遇措置がなくなってしまったので。時代に逆行してるってレベルじゃねぇぞおい。おい。